9/14/2014

A

ドキュメンタリー監督の森達也さんの著書、
「A-マスコミが報道しなかったオウムの素顔」を読みました。
何ヶ月か前に、森さんの
『「自分の子供が殺されても同じことが言えるのか」と
叫ぶ人に聞きたい』という本を読みました。
この本については共感できるところと、そうかな?と
思うところがあり。。理想論ではと思うこともあったので。

地下鉄サリン事件があった時、
わたしはすでに社会人になっていて
今と違ってインターネットなどない時代だったので
何か重大な事件が起きたようだ、と
たしか午前11時くらいになって情報が入ってきて
丸ノ内線で通勤していた叔母が心配で
会社に電話したことは覚えています。

森さんは「A」というドキュメンタリー映画を制作し
その後「A2」という映画も制作したということは知っていましたが
映画は観たことがないです。
この本を読んで、わかった気になっていたけど
結局自分は知らないことだらけなんだな、と思いました。
悪、という標的を作ると、それに対し一つになるという
一番わかりやすい図式になりますが
果たしてそれが問題解決になるのだろうか、という疑問。
最近、イスラム国のニュースが毎日のように報道され
アメリカが「最終的に破壊する」と宣言したらしい。
でも、今日のニュースでは
「欧州からイスラム国の戦闘員として
イラクやシリアに向かう若者が後を絶たない」と報道していて
今から13年前の911から、世界がよくなっているとは
思えない気がしてきました。

フレディは天国からこの状況をどのように見てるのでしょうね?