4/29/2015

All Out Of Love

今日は日本は祝日。
今週からすっかり暑くなり、初夏のようです。


洗濯も終わったし、出かけてきます。

4/27/2015

Собор Воскресения Христова

サンクトペテルブルグで、一番楽しみにしていたのが
Собор Воскресения Христова」、
英語名だと、「Church on Spilt Blood」、
日本語名だと「血の上の救世主教会」です。

wikiによると、この名称はロシア皇帝アレクサンドル二世暗殺によるもので
教会の立つ場所は、皇帝避難の地だそうです。

この名称がなかなか覚えられず、
「血の池の救世主教会?」やら「血の海の救世主教会?」と
何やら段々ホラーになっていったのでした。

夜もやっていたので、暗くなってから見に行くことに。

途中、ショーウィンドーを見ながら。


素敵です。。ライトの色とか日本にはない色彩です。


結局何のお店だったのかわからず。。




日も暮れてきて。。

たしか川のほとりにあったというガイドブックの情報が。。


遠くの方に見えてきました。
川沿いを歩いていきます。


後ろを振り向くとこんな感じ。
今、ここで暗殺事件が起きてもおかしくないような雰囲気です。


あと少し、あと少し、と思いながら歩いていきます。
この日もとても寒かったです。


キャー。アレクサンドル二世の時代に戻ったみたい。


金平糖をまぶした玉ねぎ(例えが貧困ですみません)に
うっすら雪が積もっています。


はるばる日本から来た甲斐がありました。



裏の方に回ると、チケットオフィスがあります。


この奥が入口。
入口で靴カバーをつけて中に入ります。

中の様子。







中はフラッシュをつけなければ写真撮影OKでした。
中に売店もありました。

建造物で、わたしが好きでたまらないのが
バルセロナのグエル公園と、この救世主教会。
悲しい時だと、早く記憶を忘れたいと思うのに
この救世主教会の記憶が段々薄れるのがとても悲しいという。。
人間って身勝手だな。。と思いました。

冬以外はどのような景色なのかわかりませんが
冬に来てよかった!と思うくらい素晴らしかったです。

もし行けるなら、モスクワのСобор Покрова что на Рву、
聖ワシリイ大聖堂にいつか行ってみたいです。

先日、Riverdanceを観に行った時に、ロシアの舞踊のバックのシルエットが
この玉ねぎ頭の教会だったので、懐かしくなりました。

4/26/2015

Special

イチローが王さんの記録を抜いたそうです。
毎日、昨日以上に努力している人ってすごい。

私事ですが、今日はMy Birthday。
そんな日にこのイチローのニュースは嬉しいです。

誕生日といっても洗濯したり片付けたりと
いつもと変わらない日常ですが
珍しくいい夢みたり、ちょっといいこともありました。


Have a happy day!


4/23/2015

Faberge Museum

ヘルシンキからの列車は、サンクトペテルブルグのヘルシンキ駅に
到着します。
モスクワからの列車は、モスクワ駅に到着するそうです。
わかりやすいですね。

駅を出たバスターミナルのような広場は
戦前?というような雰囲気でした。
写真で見るサンクトペテルブルグとはだいぶかけ離れていて
びっくりしました。

地図に詳しい友達が、
トラムに乗ると予約したホテルの近くまで行けるとのことで
トラムに乗ることに。

トラムの中に、切符売りのおばちゃんがいて
それもまた戦前?というような光景でした。
戦前を知りませんが、なんとなく。。

切符も、ロールになったものをちぎってお金と引き換えに渡してくれます。
たしかSuicaのようなカードをタッチできる機械もあったような。。
ただ、この時はどこで降りるかもわからず
そばにいた男の人がやたらこっちをじろじろ見て話しかけてくる
(ロシア語なのでさっぱりわからなかったですが)
緊張度MAXだったので残念ながら詳しいことを覚えていません。。
トラムを降りて、歩いて5分くらいでホテルに到着。
チェックイン時間の前だったので、荷物だけ置き、観光へ。


ホテル近くの道。


歩いて10分くらいのところに地下鉄の駅があるのでそこまで行くことに。



公園を通っていきます。

地下鉄で、1日切符みたいなのを買おうと思ったのですが
窓口のおばちゃんには英語ができず、ものすごい剣幕でいろいろ言われた
(のですが、ロシア語なので全くわからず)ので
ガイドブックを見せて買うことに。

ロシアでまずびっくりしたのが、地下鉄のエレベーター。


ホームに続くエレベーターがものすごく長く深く、
大江戸線の比ではありません。
一説によると、アメリカとの冷戦の際、核シェルターとして
掘ったもの?だとか。


そして、このライトと絵がなんともノスタルジック。


駅に到着。


目抜き通りのネフスキー通りをひたすら歩いて行きます。
道路が広い!片側だけで3車線くらい。



ロシアのお正月は、新年明けて6日くらいだったようなことを書いてあったので
クリスマスツリーもまだ見かけました。


東京と違って、なにもかもがビッグスケールです。




目の前のピンクの建物を目印に、左折します。


川があるのですが。。一面雪で覆われていました。


なんかロシアに来たよーっていう景色。


この建物かな?と思いながら近づいてみると。。


はい、ここです。Faberge Museumです。
この博物館、ロシアの富豪の蒐集品を集めた私設の博物館だとか。
毎回思うのですが、欧米の美術館の収集の凄さは半端ないですね。。

Fabergeというのは、カール・ファベルジェというロシア皇帝の宝石商で
インペリアル・イースター・エッグがよく知られているそうです。
普通のイースター・エッグではなく、貴金属や宝石を用いて作られたもので
今見てもとても素晴らしい芸術品です。

この美術館、写真撮影は禁止で、ロシア語か英語のガイドツアーでのみ
見学できるようでした。
次のガイドツアーがロシア語で、「英語だと1時間後だからそちらにすれば」
と受付で言われたのですが、3日間の限られた滞在なのと
英語でもそこまで理解できないだろうから、「ロシア語でいいです」と言ったら
ちょっとびっくりされました。

とにかく素晴らしい芸術品の数々が展示してあって
もし、もう一度行くことができたらまた行きたい美術館です。


入口のインペリアル・イースター・エッグ。


Still Life

駆け込みで「Still Life」(邦題:「おみおくりの作法」)を観てきました。

ロンドン市ケニントン地区、民生係のジョン・メイ。
一人でなくなった人のルーツを探し、親族をあたり
弔うことを仕事としています。
この時代、いくらでもそういう仕事は簡素化できるのですが
彼は死者にも敬意を払い、他の人と同じように天国へお見送りします。

ある時、同じ団地に住む、アルコール中毒の男性が亡くなり
近所から異臭がするということで、亡くなって40日以上経って発見されました。
ジョンは、窓からも見える向かいのその住人が亡くなったことにショックを受け
アルバムなどをもとに、親戚を探しに。

ラストが意外な感じだったのですが、しみじみいい映画でした。
ジョン・メイを演じた俳優さんがやはりいい味を出していて
(わたしの知り合いに少し風貌と声が似ていたので
余計に親近感が湧きました)
他にも「ダウントン・アビー」に出てくる女優さんも出ていて
平凡のように見える日常生活にもいろいろあるな、と感じさせられました。

ジョン・メイは、毎日決まった服を着て決まったものを食べます。
仕事から終わって家に帰って食べる夕食は
魚?の缶詰とトーストとりんごと紅茶。
えっ、毎日このメニューで飽きないのかしら、と思ったけど
ちょっと食べてみたくなりました。

東京にいると、毎日刺激的なことばかりで
それもまた疲れてしまうことがありますが
毎日同じ日常のこの映画の中の風景も対照的だなと思います。


とても優しいジョン・メイ。
この日常が永遠に続けばいいのに、と人ごとながら思ってしまいました。

そして、なんとなく聴きたくなってしまったこの方の声。




4/22/2015

Allegro

ヘルシンキのこともまだまだ書きたいことがあるのですが
とりあえず、ロシアに進みます。

サンクトペテルブルグ、友人が行ったという話を前に聞いて
いつか行ってみたいな、行けるといいな。。と思っていましたが
本当に行けるとは思いませんでした。
ロシアはやっぱり遠い国だと思っていたからです。

ちなみに、ヨーロッパでは「セントペーターズバーグ」と発音するようです。
サンクトペテルブルグは、ヨーロッパに近いからか
ヨーロッパの文化の影響も受けているようです。

ヘルシンキからサンクトペテルブルグまでは
アレグロという特急で、約4時間弱です。
アレグロは1日4往復していて
早朝便と夜遅い便は金額が安く、
午後のいい時間帯の便だと結構値段がします。
また、早めに購入すれば安く、段々と値段が高くなっていくようです。

アレグロのチケットは、VRというフィンランドの国鉄のサイトで購入しました。
ユーロがちょうど高い時期だったのですが
1人往復で、2nd classで16,000円くらいでした。
ロシアの国鉄のサイトでも購入できそうだったのですが
(その時、ルーブルが暴落していたので)
ヘルシンキ発着だったのでVRにしました。
Rail Europeを使って購入すると、片道12,000円だったような気がします。

アレグロは国境を越えるのと、ロシアがビザがいるため
チケットを買う際、いろいろな情報の入力が必要になります。
名前、住所、パスポート番号、ビザの有効期間など。
また、他のヨーロッパの鉄道のサイトにも言えるのですが
日本で発行のクレジットカードの場合、
カード情報を入力しても、承認段階で拒否されることがあります。
わたしも、1枚目のカードがダメだったので
別のカードでやってみたら、購入できました。

早朝の便、朝6時12分ヘルシンキの中央駅発。


わたしたちと同じく、スーツケースを持っている人も結構います。


前日、吹雪だったので朝5時過ぎにホテルを出ました。
出発30分くらい前に、どのホームか表示がでます。

4時間くらい乗るので、朝食を買おうとうろうろ。


このお店にしました。


この宣伝に惹かれて、これを購入。


朝食を買って、いよいよ乗ります。


一番手前が1st class、わたしたちの車両は一番前の方。
スーツケースを転がして向かいます。

日本のようにアナウンスもなく、静かに出発。


バケットのサンドイッチと、昨日の夜ご飯の残りの生ハム。


宣伝で見たのは、温かいポリッジでした。
上のフルーツとかは選べて、ベリー系にしてみました。
お腹に優しい感じでおいしかったです。

お腹も満たされ、ほっとしたので、車内誌を読んでみることに。


ノンストップかと思ったら、何か所か停まるようでした。


こちらがその時のタイムテーブル。
時期や年によって時刻は変わるかもしれないので参考までに。


やっと明るくなってきたけど、一面、白の世界。



アレグロの車内では、何回もパスポートチェックがあり、
税関(荷物チェック)や銃を持ったロシア軍(?)の人や
麻薬取り締まりなのか、犬までしょっちゅう車内を行ったり来たりしていました。
トイレに行こうと思ったら、ちょうど税関チェックが始まるのか
「席に戻れ」と言われました。

昨日、フィンランドやエストニアだけでなく、ロシアも大雪だったのか
途中で、スコップを持った男の人たちを車内から見かけました。
えっ!人力なの。。と思いました。。


さて、いよいよサンクトペテルブルグに到着!冒険が始まります。