カナダ出身のサラ・ポーリー監督の映画。
舞台もカナダのトロントです。
結婚5年めを迎えるマーゴとルー。
幸せだけどどこか物足りない。。という時に
たまたま旅先で知り合った男性ダニエルが
すぐ近所に住んでいることを知ります。
お互い、気にはなるけど、マーゴには夫がいるし。。
二人でカフェに入った時に、マーゴが
「わたしには夫がいるけど、35年夫に忠実なら一度のキスくらいいいと思う。
30年後の8月5日の14時にルイブール要塞に来て」と言い、去ります。
ダニエルが何も言わず引っ越す時に
「2040年8月5日14時、ルイブール要塞で」と書いた絵ハガキを
マーゴの家のポストに入れます。
それを見て動揺するマーゴを窓から見たルーが察します。
ルーは、怒るわけでもなく「行けよ」といい
マーゴはダニエルの元に走るのです。
結末は、なるほどという感じ。
女性監督ならではの、女性の揺れる気持ちをうまく描いています。
ルーはチキン料理のレシピを考える料理研究家で
優しいけど、どこか間の抜けた感じ。
反対にダニエルは趣味で絵を描いたり、ラテン系で女性にもてそう。
ぬるま湯で過ごすか、リスクを背負っても今の生活を捨てるか
なかなか難しいところです。
「新しいものに惹かれるのは最初のうち」
「人生なんてどこか物足りないものよ」
という言葉がこの映画のキーワードなのかも。
昨日の「Video Killed~」の曲がいい箇所で使われていました。
それと、ミシェルの服装がすべて可愛い!
花柄のブラウスにジーンズのショートパンツとか
古着っぽいワンピースとか全部可愛い。
さすが女性監督。多分比較されるであろうソフィア・コッポラに比べ
庶民的な感じなのもいいです。
ソフィアの映画は結構ブランドものオンパレードだし。
最初、舞台がメキシコなのかな、と思ったのですが
トロントのポルトガル地区で撮影されたようです。
ルイブール要塞があるのが、いつか行ってみたいカナダのケープ・ブレトン。
こういうほんわかした女性って日本を問わず海外でも人気なんですね。
こちらは劇場内で使われていた「Green Mountain State」という曲。
「Take This Waltz」というタイトルは、やはりカナダ出身の
Leonard Cohenの曲名だとか。
このタイトルの映像がなかったので、
「Dance Me to the End of Love」という曲を。
ロマンティックなタイトルにぴったりの真冬の東京です。