3/07/2015

The Beloved

世田谷文学館で開催されている
「岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ」を観てきました。

岡崎京子さんといえば
わたしがまだ学生の頃、
弟が買ってきていたCUTiEや岡崎さんのマンガ本を借りて
読んでいました。
時代はバブルで浮かれている中、
岡崎さんのマンガは無機質な感じで
主人公もクール、
なんでも持っているのに何か足りない、
そういう話をとてもオシャレに描いていました。

岡崎さんが交通事故に遭ったとニュースになり
一日も早い復帰と、また新しい話を生み出してほしいと
きっと誰もが思っていると思います。

一番印象に残っているのは「リバーズ・エッジ」で
複雑な高校生の関係と、河原に放置された死体。
この展覧会で、このマンガの中に
「The Beloved(Voices for Three Heads)」の中の詩が
出てくるそうです。
初めて知りました。

Look At The Leaves
How They Circle
In The Dry Fountain

How We Survive
In the Flat Field

落ち葉を見るがいい
涸れた噴水を
めぐること

平坦な戦場で
僕らが生き延びること

"愛する人(みっつの頭のための声)"
ウィリアム・ギブソン、黒丸尚訳

最後、岡崎さんのメッセージもあり
行ってよかったと思う展覧会でした。
今月中まで開催しているようです。


この絵の画風は岡崎さんならでは。


世田谷文学館、初めていきましたが雰囲気がよかったです。


なんとなくマニックスを想い出しました。