3/19/2015

slight sight-seeing

昨日は、この方のライヴに行ってきました。


元SupergrassのGazさん。
Supergrassはあまり聴いたことなかったのですが
ソロになってからはとてもいい曲で結構聴いています。

Oasisのリアムも昔Supergrassについては肯定的な発言をしていたように
なんとなく、Oasisやノエルのバンド、High Flying Birdsが好きなら
Gazの曲は好きだと思います。ちょっと物悲しいサウンドのロックです。

昨日はなぜかスノッブなVenue、Billboard Live Tokyoでのライヴ。
ここは食事やお酒を飲みながら音楽を楽しめる場所なのですが
最後の方はみんなスタンディングで大歓声。
Gaz、とてもいい人です。気さくでナイスガイ。


この曲が一番好きかも。PVがなかったのでこちらで。

話は代わって、わたしは併読している時とても贅沢で幸せな気分になれます。
たまに2冊を同時進行で(例えば家で1冊、通勤で1冊、みたいな)読むのですが
今、3冊にチャレンジしています。

住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち/川口マーン惠美
フランス人は10着しか服をもたない/ジェニファー・L・スコット
屋久島ジュウソウ/森絵都

どれも面白いです。
「フランス人は~」はエッセイというよりもソフトな教則本という感じです。

森さんのエッセイで、「slight sight-seeing」という
旅行の時のちょっとしたエピソードが書いてあります。
たしかに旅行の時って、日本円にして何百円かでも
タクシーでボラれたりすると嫌な気分になるし
その何十倍ものエネルギーを使って疲れてしまったり。
はたまた、いいイメージがなくても
ひとつ旅先でいいことがあるとすっかりいい印象になってしまったり。
もう二度と行くことはないかも、と思っている場所でも
縁あってその後何度も足を運んだり。
旅先で読むかも、と思って普段は読んだことのないジャンルの本を持っていって
全く手をつけないで持って帰ってきたり。

森さんのエッセイの中から引用させていただくと
「一人旅の読書のテーマを『神話』と定め、途中で挫折したこともある。
ギリシャ神話。ケルト神話。アイヌ神話。古事記。
創世記-最初のうちは物珍しく読み進めていたものの、
次第に神様に食傷し、無力で平凡な人間たちの物語を
我に我に与えたまえと叫びたくなった
(神様というのは案外行動パターンが似通っていて、
人間の方がよほど意外性に富んでいたりもする)。」

たしかに。。人間の行動の方がよっぽど奇抜ですね。。
また旅行に行きたくなってきました。