3/15/2016

Sleeping Murder

読書に夢中になり、すっかりブログを書かないでいました。。
スリーピング・マーダー」はアガサ・クリスティのマープルシリーズ。
トミーとタペンス」を観て以来、昔に読んだアガサ・クリスティを
また読んでみようと思うきっかけになりました。

主人公のグエンダが、ニュージーランドから夫の住むイギリスに移り住もうと
新居を探す。そこである家を一目で気に入ったが
初めて入った家なのに、なぜか小さい頃の記憶が甦り。。
この小説は、ミステリーなのに寝る前に読んでも眠れなかったり
怖くなったりしないし、犯人が最後までわからず
空いた時間があれば読みたくなった本です。

そして、その後読んだのが、短編集の「女がそれを食べるとき」。
クリスティの本を読んだ後だったので
肩慣らし的に読んでみたのですが、あまりにも面白く
銀行でも郵便局でも番号を呼ばれても気づかず。。お恥ずかしい。
9名の女性作家の短編なのですが
それぞれ個性があり、時代が昔でも、描写が生き生きとしていたり。
幸田文さんの文章は情景が浮かびました。
これ、女性じゃないと書けないテーマですね。。

先週でちょうど震災から5年。
いまだにあの日のことがつい最近のようにはっきりと記憶にあるのは
やっぱり東京にいてもものすごく怖かったからだと思いました。


あと2年後の7年後もまだ恐怖は残っているでしょうか。