12/16/2015

Woman In Gold

昨日ブログに書いた、来年1月初頭で閉館になってしまうシネマライズに
黄金のアデーレ」を観に行ってきました。

自分の叔母をモチーフに描かれたクリムトの「黄金のアデーレ」の絵画、
ナチスによって奪われ、オーストリアの美術館に展示してあるが
主人公のマリアはオーストリア政府を相手に返還を求めて訴訟を起こす、
という実話。

あまりよく知らないまま観に行ったのですが
このマリアさん、ユダヤ人であったためオーストリアに侵攻してきた
ナチスに迫害され、旦那さんと一緒にアメリカへ亡命したそう。

ちょうど先日読んだ「希望の資本論」に
オウム真理教や、イスラム国の「劣等人種の排除のためには
殺人も正当化される」みたいな内容が書いてあって
この時代のナチスも、ユダヤ人や障害者などを排除しようとしていたから
歴史は繰り返されるんだな。。と思いました。

自分の祖国でありながら、辛い思い出で戻りたくないという気持ちは
とても切ないなと思いました。

ヘレン・ミランの存在感もすごいです。
たしか前はエリザベス女王も演じていましたよね。

オーストラリアのモナリザ、オーストラリアの至宝と言われた
このクリムトの「黄金のアデーレ」はNYのノイエ・ギャラリー
展示されているそうです。